AIが答えられなかった。自分で調べて解決したCORS設定の話【実践記#9】
対象読者: SanityをVercelに移行した後、CORS originsの設定でつまずいている個人事業主・中小企業のWeb担当者
今回やったこと
前回の移行作業の中で、AIにも原因がわからなかった問題が発生しました。
- Sanity管理画面のCORS origins設定でつまずいた話
- 自分で調べて解決した方法
- AIとの付き合い方について改めて感じたこと
- 毎回の作業開始時の備忘録
一番焦った場面:CORS originsが開かない
DNS切り替え後、Sanity APIに https://bizinets.life を追加する必要があることがわかりました。
Claudeに言われた通り、Sanityの管理画面(sanity.io/manage)を開いて「CORS origins」をクリックしました。
しかし、コンテンツウィンドウが一切切り替わりません。
Claudeに状況を伝えても、原因がわからない。直接URLを教えてもらって開こうとしても「Insufficient permissions」と表示されてアクセスできない。
AIに頼り続けても解決策が出てこない。こういう場面で初めて、**「自分で考えて試してみるしかない」**という状況になりました。
自分で調べて解決した方法
解決のヒントは、意外なところにありました。
CursorをCORS originsのリンクに合わせてみたところ、リンク先のURLに [project] という文字が含まれていることに気づきました。
(例)https://www.sanity.io/manage/[project]/api/cors
「これは各アカウントのプロジェクトに連動して、それぞれのCORS originsが開く仕組みなんだ」と気づきました。
そこからSanityの管理画面をよく見ていくと、プロジェクトが選択されていない状態でCORS originsをクリックしていたことがわかりました。
自分のアカウントでプロジェクトを選択してから再度「CORS origins」をクリックしたところ、正常に開きました。
AIだけに頼ることの限界と、その先にあるもの
今回の経験で改めて感じたことがあります。
AIは非常に優秀で、多くの問題をすぐに解決してくれます。しかし、AIでも答えが出ない場面は必ずあります。
ただ、これは今に始まったことではありません。
これまでのインターネット検索も同じでした。解決策が書いてあるサイトを自分で探し出して、試して、失敗して、また探して……という繰り返しでした。
AIはその「探し出す手間」を大幅に省いてくれます。最初から答えを出してくれるので、以前と比べると格段に楽になりました。
それでも、AIが答えられない場面では**「失敗を恐れずにいろいろと試してみる力」**が必要です。これはインターネット検索の時代から変わらない、問題解決の基本だと思います。
AIを使いこなすために大事なこと
一言で言えば、**「いっぱい使ってみること」**です。
AIはたくさんの種類があり、それぞれに特徴があります。Claudeは状況整理や記事作成、Cursorはコード実装、というように使い分けができれば最大限の効果を発揮できます。
ただ、最初からそこまでできなくても大丈夫です。AI自体が最適な答えを返してくれます。
普段から使い続けることで、**「こう指示を出せば自分の求める回答が返ってくる」**という感覚がだんだんとつかめてきます。
どんどんAIを使いこなしていきましょう。
備忘録:毎回の作業開始時の手順
同じことで迷わないように、ここにまとめておきます。
Sanity Studioを起動する(記事投稿時)
① ターミナルを開く ② cd C:\Users\uracc\Desktop\bizinets-life ③ npm run dev ④ ブラウザで http://localhost:3333 を開く
ポイント: PCを再起動したりターミナルを閉じたりすると、サーバーは自動的に止まります。「localhost:3333が開かない」という場合は、サーバーが起動していないだけがほとんどです。
コードを変更した後にデプロイする
① cd C:\Users\uracc\Desktop\bizinets-life-web ② git add . ③ git commit -m "変更内容のメモ" ④ git push
git push するだけでVercelが自動検知してデプロイしてくれます。
Sanity管理画面でCORS originsを設定する
① https://www.sanity.io/manage にアクセス ② 自分のプロジェクト(bizinets-life)を選択 ③ 左メニューの「API」をクリック ④ 「CORS origins」をクリック ⑤ 「Add CORS origin」から新しいURLを追加
ポイント: プロジェクトを選択していない状態だとCORS originsが開きません。必ず自分のプロジェクトを選択してから操作してください。
まとめ
AIは非常に強力なツールですが、万能ではありません。
AIが答えられない場面でも、焦らず自分で画面をよく見て、リンク先のURLをチェックして、少しずつ試してみれば解決できます。
「AIを味方にしながら、自分でも考える」 これが非エンジニアがサイト制作を続けていく上での、ちょうど良いバランスだと思います。
次回予告
サイトの基盤が整ったので、次はカテゴリページの実装とデザインの細部を詰めていきます。
bizinets.life|AIと一緒にサイトを育てる実験記録